洗濯機でカーテンをきれいに洗い、シワを防ぐための干し方

生活メモ

日常生活の中で、気づかないうちにカーテンは汚れが溜まっていきます。(*ノωノ)

特にレースのカーテンは、黄ばみや黒ずみなどの汚れが目立つため、洗うことがしばしば必要になります。ただ、洗濯をする際に気になるのは、洗濯機で洗えるのか、そして洗った後にシワができてしまうのではないか、という点ですね。

今回は、家庭の洗濯機を使ってカーテンをきれいに洗う方法と、シワを防ぐ効果的な干し方について紹介しますよ。(^^)/

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カーテンに潜むさまざまな汚れ

外見は清潔かもしれませんが、カーテンは意外と多くの汚れを集めています。

カーテンにつく典型的な汚れを以下に示します。

室内外からのほこり
花粉
排気ガス
黒カビ
手垢(開け閉めする際に)
ペットの毛
タバコの煙と匂い
調理中の油煙
食事からの匂い
その他の不快な匂い

カーテンは窓辺に設置されているため、外からの土や砂も含め、さまざまな汚れが付着します。

また、カーテンは布製であるため匂いを吸着しやすく、洗わずに放置すると強烈な悪臭が染みつくことがあります。定期的にカーテンを洗濯することで、部屋全体の空気がクリアになり、さわやかさを感じることができます。

自宅でカーテンを洗う前にチェックすべきこと

カーテンは一般の衣類と異なり、非常にデリケートな生地でできているため、自宅で洗濯が可能かどうかを事前に確認することが非常に重要です。

繊細な素材を使用したカーテンは、洗濯すると生地がダメージを受けたり、縮んだり、色落ちする可能性があります。購入時に「ウォッシャブル」と表示されているカーテンなら洗濯機で安全に洗えますが、表示がない場合は慎重に確認が必要ですね。

洗濯ラベルの見方

カーテンの洗濯にあたっては、まず洗濯ラベルを確認しましょう。

洗濯機使用の可否や水洗いが可能かどうかがここから分かります。自宅で洗濯可能なカーテンには、洗濯機や洗い桶のマークが付いています。

洗い桶に手のマークがついている場合は手洗いが推奨されており、洗い桶に「×」マークがある場合は水洗いが不可であるという意味です。

その他に注意が必要な洗濯表示には以下のものがあります:

「弱」:洗濯機で「手洗い」や「ドライ」コースを選択すること。
数字(例:30、40):使用可能な最高水温。
「ドライ」:水洗い可能な場合は「ドライ」コースを選び、不可能な場合はクリーニングに出すべきです。

洗濯表示がない、または読めなくなってしまった場合は、購入した店舗に問い合わせるのが良いでしょう。洗濯方法や素材が分からない時は、無理に洗濯せず、ほこりを取る、消臭スプレーを使うなどして、必要があれば新しいものに置き換えるのが安全です。

カーテンの素材に応じた洗濯方法

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カーテンの素材によって、適切な水洗い方法が異なります。

ポリエステル
ポリエステル製カーテンは軽くて乾きやすい上に、縮みやしわが少ないため管理が容易です。このため、多くのウォッシャブルカーテンがポリエステルで製造されています。
綿・麻
天然素材である綿や麻は、洗濯すると縮んだり色落ちしたりすることが多く、水洗いが適していない場合がほとんどです。洗濯可能と表示されているものであっても、クリーニングを推奨するのが一般的です。
レーヨン
レーヨンは摩擦によるダメージやしわが生じやすく、洗濯時の縮みや色落ちのリスクが高いです。そのため、レーヨン製のカーテンは通常、クリーニングでのお手入れが望ましいとされています。
遮光カーテン
遮光カーテンの中には、合成樹脂でコーティングされた裏地を持つものがあり、水に濡れるとコーティングが剥がれたり生地が損傷したりすることがあります。水洗い可能な遮光カーテンであっても、非常に丁寧に扱う必要があります。

色落ちの確認テスト

色や柄があるカーテンについては、洗濯前に色落ちの可能性をチェックすることが大切です。目立たない部分に少し洗剤をつけた布で軽く叩いて、色移りの有無を確認します。色が移る場合は、水洗いを避けるべきです。

カーテンの生地の劣化をチェック

日々の紫外線にさらされることでカーテンの生地は意外と劣化していることがあります。洗濯前に目立たない部分を少し引っ張り、生地の状態を確認してください。生地が弱っている場合は、洗濯機の使用を避け、手洗いを選択するか、必要に応じて新しいカーテンへの交換を検討することが推奨されます。

カーテンを洗う際の洗剤選びのポイント

カーテンの清潔を保ち、長持ちさせるためには、洗剤の選択が非常に重要です。

通常の洗濯洗剤の使用:
カーテンに洗濯機マークがあり、特に「弱」の指示がない場合は、通常の弱アルカリ性の衣料用洗剤で問題なく洗うことができます。
中性洗剤を使うべき時:
デリケートなカーテンで「弱」の表示がある場合には、ドライクリーニング専用やおしゃれ着用の液体中性洗剤を使用することがおすすめです。
蛍光剤不使用洗剤の選択:
蛍光剤入りの洗剤は生地を白く見せる効果がありますが、パステルカラーやナチュラルな色の生地には変色や質感の損失を引き起こす可能性があります。カーテンの場合は、蛍光剤が含まれていない洗剤を使用する方が安全です。
酵素入り漂白剤の使用:
特に汚れやカビがひどい場合には、通常の洗剤と一緒に酵素入り漂白剤を使用すると、より洗浄効果が高まります。
柔軟剤の活用:
柔軟剤は静電気を防ぐ効果があるため、カーテンが花粉やほこりを引き寄せにくくなります。また、洗濯によるしわの減少にも寄与します。

洗濯機でカーテンを洗う手順

準備するもの

洗濯ネットの利用
カーテンを洗濯する際は、カーテンの大きさに合った洗濯ネットを使用します。ネットが大きすぎるとカーテンが動いてしわが増えるため、余裕がある場合はヘアゴムで縛るなどしてカーテンが動かないよう固定すると効果的です。

洗濯前の処理

目立つ汚れの処理
洗濯前には掃除機でカーテンのホコリを除去します。裾やギャザー部分に黒ずみやシミがある場合は、直接洗剤を塗ってたたくことで染み込ませ、効果的に汚れを落とします。特に汚れがひどい場合は、40℃のぬるま湯に酵素系漂白剤を溶かし、事前につけ置き洗いをします。

カビの処理
カーテンにカビがある場合、通常の衣料用洗剤だけでは取り除くのが困難です。軽度のカビはカーテンの裏にタオルを当て、洗剤を塗った歯ブラシで軽くたたき、その後湿ったタオルで拭き取ると良いでしょう。取り除けない場合は、エタノールや酵素系漂白剤、重曹水を用いて事前処理を行います。また、塩素系漂白剤は特にレースカーテンのカビには効果的ですが、色落ちするリスクもあるため、使用前に目立たない部分で試してから使うことが重要です。

カーテン洗濯時の枚数制限について

家庭の洗濯機でカーテンを洗う際は、一度に洗える枚数は1~2枚が限界です。カーテンは面積が広く、多くの枚数を一度に洗うと、汚れの除去が不十分になる可能性があります。

カーテンの正しい洗濯方法

①カーテンの取り外しとフックの取り扱い
カーテンをレールから取り外し、全てのフックを除去します。フックをそのままにして洗濯すると、カーテンが破れる原因になることがあり、洗濯機にもダメージを与える可能性があります。
②カーテンの折り方
カーテンを屏風折り(びょうぶたたみ)で折りたたみます。この折り方は、屏風のように交互にジグザグと折り畳む方法で、シワを最小限に抑えながらコンパクトにするのに適しています。
③洗濯ネットへの収納
折りたたんだカーテンを洗濯ネットに入れ、余裕があればゴムで縛ってカーテンが動かないようにします。
④洗濯機で洗う
洗濯機にカーテンを入れる際は、汚れた面が洗濯機の底に向くように配置します。この位置から洗浄力が最も強いため、汚れを効果的に落とすことができます。手洗いやドライコースを選択するとシワが少なくなります。また、非常に汚れている場合は酵素系漂白剤の添加が有効です。
⑤脱水時間の設定
カーテンがシワにならないように、脱水時間は30秒以内に設定します。脱水時間を自分で調整できない場合は、脱水が始まってから30秒後に機械を手動で停止します。
⑥必要に応じての再洗濯
洗濯後にまだ汚れや臭いが残っている場合は、もう一度洗濯を行います。これにより、より清潔で新鮮なカーテンを保つことができます。

取り外しできないカーテンフックの洗濯テクニック

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カーテンに縫い付けられたフックが取り外し不可能な場合もありますが、そうしたカーテンを洗濯機で洗う方法があります。このテクニックは以前、テレビ番組で家事のプロが紹介したものです。

  • ① フックが破損しないように、カーテンの上部を二重に折り返します。
  • ② カーテンを横長にしてから、ロール状に丁寧に巻きます。
  • ③ 巻き終わったカーテンをゴムバンドで固定して、動かないようにします。
  • ④ これを洗濯機で洗います。シワが気になる場合は、カーテンを洗濯ネットに入れると安心です。

この方法で洗うと、フックがそのままの状態で洗えますが、カーテンが巻かれた部分の内側にある汚れは落ちにくくなります。また、洗濯の過程でフックが壊れる可能性があるため注意が必要です。

カーテンの手洗い方法

①水の準備と洗剤の選択

カーテンを手洗いするときは、浴槽やキッチンのシンクにカーテンがすっかり浸かるほどの水を用意します。生地を保護するため、洗う際は熱水ではなく冷水を使用しましょう。選ぶ洗剤は、デリケートな衣類にも使用できる中性洗剤が適しています。

②優しい押し洗い

カーテンを水につけた後、生地を傷めないように優しく押し洗いをします。揉むと生地が損傷する恐れがあるため注意が必要です。カーテンの表と裏を交互に洗うことで、全体的に均等に洗浄することができます。洗い終えたら、水を抜いて汚れた水を流し、新しい清水で何度かすすぎを繰り返します。すすぎは洗剤の泡が完全になくなるまで行います。

③脱水の実施

脱水は洗濯ネットを使用して行い、約30秒の脱水で足ります。カーテンは水分を吸収しやすく、重たくなるため、洗濯ネットに入れる前に軽くたたむと扱いやすくなります。

コインランドリーを使ってカーテンを洗う際のポイント

家庭用の洗濯機では対応できない大きなカーテンの洗濯には、コインランドリーが便利です。ただし、コインランドリーで適切に洗えるのはポリエステル素材のカーテンに限定されます。アクリル、レーヨン、綿といった他の素材は、シワや縮みが起こりやすいため、これらの素材のカーテンはコインランドリーで洗うことは推奨されません。

コインランドリーの洗濯機の大容量を活用することで、他の洗濯物も一緒に洗いたくなることがありますが、カーテンは他のアイテムと分けて洗うべきです。カーテンには意外と多くの汚れが蓄積しており、これが他の洗濯物に移るのを防ぐためです。また、金具などの硬い部分がカーテンを傷つけるリスクも回避されます。

洗濯する際は、カーテンを洗濯ネットに入れて折りたたむことで、安全に洗えます。さらに、コインランドリーの乾燥機を使用する際は注意が必要です。その強力な熱がカーテンの縮みやシワを引き起こす可能性があるため、乾燥機の使用は避けましょう。

コインランドリーを使用することはコストがかかりますが、大容量洗濯機であれば、約500円で洗濯から脱水まで完了でき、カーテンを専門的にクリーニングに出すよりもコストパフォーマンスが良いと考えられます。

カーテンを効率的に乾かすテクニック

カーテンは洗濯後、できるだけ早く干すことが重要です。これにより、シワがつきにくくなり、美しい状態を保つことができます。

カーテンの干し方

洗ったカーテンは、カーテンレールにかけて干すのが最良です。カーテンの重さが自然にシワを伸ばし、見た目も美しく整います。干す際は、シワが見られる場合は、手で軽く叩いて伸ばすと効果的です。カーテンをレールにかけた後、窓を開けて空気の流れを良くすると、速やかに乾きます。扇風機やエアコンの除湿機能を使うのも乾燥を助ける良い方法です。水滴が床に落ちる場合は、タオルや新聞紙を敷くと床を保護できます。

厚手のカーテンの干し方

厚手のカーテンは、湿っていると非常に重くなるため、カーテンレールにかけるとレールを損傷する可能性があります。そのため、物干し竿を使い、カーテンがM字形になるようにして風通しを良くして干すと良いでしょう。カーテンが少し乾いたら、カーテンレールに移して完全に乾かします。外で干す場合は、直射日光を避けて陰干しすることで色褪せを防げます。また、乾燥機を使うと縮みや生地の傷みの原因になり得るため、使用は控えましょう。

複数のカーテンを同時に洗う際のポイント

レースのカーテンと厚手のカーテンを同時に洗う場合、計画的に進める必要があります。特に乾燥しやすい晴れた日を選んで洗濯し、まずはレースカーテンを洗って干します。その間に厚手のカーテンを洗い、レースカーテンが乾いているうちに厚手のカーテンを干せば、スペースを効率的に使いながら両方を早く乾かすことができます。

カーテンのシワと静電気を防ぐ洗濯後のケア方法

シワ対策

カーテンを洗った後はすぐにカーテンレールに掛けて干すことで、大きなシワを防ぐことができます。万が一シワができてしまった場合は、霧吹きでシワ部分に水を吹きかけ、手で軽く伸ばしながら整えます。それでもシワが残る時はアイロンをかけることが効果的ですが、カーテンの素材によってはアイロンが適さないこともありますので、洗濯表示を確認することが重要です。

静電気対策

カーテンの洗濯時には静電気が発生しやすくなることがあります。これを防ぐには、柔軟剤を洗濯時に使用するのが効果的です。もし柔軟剤の使用を忘れた場合、柔軟剤を水で約10倍に薄めたものをスプレー容器に入れてカーテンに吹きかけると、静電気を抑制することができます。柔軟剤には静電気防止効果が持続する利点があります。また、除菌スプレーを軽く吹きかけるだけでも静電気の抑制に効果があります。

カーテンの洗濯とメンテナンスの最適な方法

カーテンの洗濯頻度
カーテンを常に清潔に保つため、レースカーテンは年間2~4回、ドレープカーテンは年間1~2回の洗濯を推奨します。洗濯が頻繁すぎると生地の劣化を招くことがあるため、適切な頻度での洗濯が必要です。
カーテンの汚れ予防策
日常的にカーテンを洗濯するわけではないので、普段からの汚れ防止対策が大切です。
周囲の環境整備
カーテン周辺の窓サッシやガラス、網戸、カーテンレールなどを定期的に掃除することで、カーテンへの汚れ付着を減らせます。
ホコリ取り
カーテンにはホコリや花粉などの微細な汚れが付着しやすいので、部屋を掃除する際にはハンディモップや掃除機でカーテンのホコリも除去します。
除菌・消臭・防カビ対策
カーテンの臭いやカビの発生を防ぐためには、布製品用の除菌スプレーや防カビスプレーが効果的です。特にカーテンの下部はカビが発生しやすいため、定期的なスプレーが推奨されます。予防が最も重要で、既に発生したカビの除去はスプレーだけでは難しいです。
積極的な換気
部屋の湿度が高いと窓に結露ができやすく、カーテンにカビが生じる原因となります。定期的な換気や除湿で湿度を適切に管理し、湿度計を用いて室内の湿度を40~60%に保つことがカビ防止に効果的です。
結露対策
結露が多い窓周りでは、結露防止シートの使用やこまめな拭き取りがカビの発生を防ぐ手助けになります。
汚れ防止効果のあるカーテンの選択
吸湿加工や防汚加工が施されたカーテンは、窓の結露による濡れや汚れの予防に役立ちます。これらの加工がされたカーテンは、家庭での洗濯も可能で、維持管理が容易です。

カーテンの洗濯についての基本ガイド

カーテンはサイズが大きく重量もあるため、洗濯が少々手間に感じることがあります。しかし、定期的に洗濯することで部屋の見た目や空気の質が格段に向上します。洗濯機を使用する際は、適切な方法で行えばシワを防ぐことも可能ですので、挑戦してみる価値はあります。

さらに、カーテンの洗濯が面倒な場合は、毎年低価格のカーテンに買い替えるという選択もあります。この方法なら、簡単にカーテンを清潔に保つことができ、コストパフォーマンスも良好です。

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