公文式英語教育の終了時期と中学時代の学習について

学習

公文式による英語教育を受ける子供たちは、多くが幼稚園から小学生時代にかけてです。小学校の高学年に差し掛かると、多くの生徒が塾で学ぶことを選び始めます。

公文式で英語を学ぶ際、保護者たちからは「どのレベルまで教育を続けるべきか」「いつ学習を終えるべきか」といった質問が多く寄せられます。

知人の家の事例を挙げると、息子さんは小学5年の春に公文式で英語学習を開始し、小学6年の初めには高校レベルの教材に取り組み始めました。中学3年間のカリキュラムを1年8ヶ月で終え、英検3級の資格も獲得していましたね。

学習は毎日5枚のワークシートをこなし、理解しづらい部分は復習するなど、じっくりと取り組んでいたようです。

中学に進学し、塾や部活動が本格的になると、公文式での英語学習をどう継続するか悩むこともあったそうです。

本記事では、公文式英語教育をいつ終了すべきか、また中学生として学習を継続するべきかについて詳しく解説します。皆さんの参考になれば幸いです。

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公文式英語学習の終了タイミング

公文式英語の学習終了時期は、進めた学習レベルや学習者の年齢に応じて変わります。

公文式英語を終了するタイミングとして、主に以下の3点が挙げられます。

  1. Fレベル(小学校卒業程度)の教材が完了した時
  2. Iレベル(中学校卒業程度)の教材が完了した時
  3. より詳細な文法の説明が必要となった時

特に、小学校や中学校の教材を完了するタイミングは、学習の自然な区切りとして適しています。子どもには「このレベルまで学ぶ」と明確に伝えることが重要です。

公文式英語では、文法の詳細な指導が不足しているため、さらに深い文法の理解が求められる段階に達した時には、別の学習方法の導入を考える時期と言えるでしょう。

さらに、英語や異文化への興味はあるものの、読み書きが苦手な子どもは、一度英会話スクールで会話能力を向上させた後に公文式の学習を再開する選択肢も有効です。

最終的には、子ども自身が納得し、効果的に学習に取り組める方法を見つけ出すことが最も重要です。

なぜ中学生の子が公文式英語を続けることを選んだのか

子供が中学に上がると、週3回の塾と週5回の部活をこなす中で、週2回の公文式英語を続けるかどうか大いに迷いました。ここでは知人が、公文式英語を続ける決断を下した理由についてお話しします。

すでに築いた英語力を伸ばし続けたい

息子さんはは中学に入学するまでに既に英語を3年分先取りしていました。塾ではこれまでの復習はできますが、それ以上の進展は望めなかったのです。特に、大学入試で求められる英語長文への対策を考えると、学習を止めるのは惜しいと思ったそうです。

子供が自ら学び続けたいと願ったから

公文の担当教師との良い関係が継続の決め手となりました。中学生活が始まり、スケジュールが複雑になる中でも、息子さんは「この教師の下で引き続き学びたい」と強く希望しました。多忙な週でも教材の量を調整して、週に1回でも通えるよう工夫したそうです。

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学習の習慣が身についていたから

公文式の英語プリントを毎日こなすことが、息子さんにとって日常的な習慣になっていました。他の教材で自学が可能な子ならば、別の問題集でもよかったでしょうが、指導がないとなかなか勉強に手が伸びないため、公文式を継続することにしました。

英語の自信が全体の学力向上に寄与していたから

小学校時代から英語のテストで高得点を続けており、それが子供の自信につながっていたみたいです。教室で積極的に発言する姿勢は教師からも評価されており、英語の成績が他の教科の学習にも良い影響を与え、中学のテスト勉強の負担を軽減していました。

まとめとアドバイス

公文式英語の学習を終了する理想のタイミングは、小学校または中学校の卒業時です。しかし、時間が許すならば、英語を得意としてさらに伸ばしていくことをお勧めしますよ。

近年、高校や大学入試で英検の成績が重要視される傾向にあるため、英検受験を検討するのも有効な選択です。

公文式の英語教育では、特に読解力が強化されます。読解力は英語の基礎を支え、将来的に英語を使用する際に非常に役立つスキルですね。

ただし、公文式では話す力の向上は期待できないため、話す力を強化するためには英会話学校や学習アプリの利用が良い方法となります。

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