お土産の置物や縁起物、どう処分する?ゴミの日に出しても問題ない?

生活メモ

部屋の片付けをしていると、なかなか捨てられないアイテムが出てきますね。特に「お土産で貰った置物」や「縁起の良い物」は、その典型です。

これらを単にゴミとして処分するのには躊躇してしまいますし、正しい処分の方法がわからないからとっておくことも多いですよね。

縁起物は、経年による汚れが目立つようになると、逆に運気が下がるとも言われています。そこで、これらの置物や縁起物を処分しようと決めたら、どのように処理すれば良いのかを検討してみましょう。

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縁起物をどう処分する?可燃ごみや不燃ごみでの捨て方

縁起物は、供養した後に処分するのが一般的です。しかし、供養する場所が見つからない、または時間がない場合は、自宅で手軽に供養する方法があります。

清潔な布で丁寧に拭き清める。

半紙に置いて、感謝の気持ちを込めて手を合わせる。その際、処分する旨とお礼を述べます。

浄化のため、自然由来の塩をまぶしてアイテムを清めます。

白い紙や布に包む。

通常のゴミ袋とは別の袋に入れて処分します。

縁起物に触れる際には、「これから新しいものに交換するために触ります」と伝えることが適切です。お守りが入っていた袋は、塩をかけずに普通の紙ゴミとして処分することが可能です。

処分の適切なタイミング

ここに各アイテムの処分に適した時期を示します。ただし、地域のゴミの分別ルールは必ず確認してください。

お守り、お札、絵馬、破魔矢

神社や寺から受け取ったこれらのアイテムは、通常1年間が使用の目安です。特定の願い事に関連するお守りは、その願いが叶えられた後に返納することが推奨されています。大事にしたいアイテムは、処分せずに保管しても問題ありません。

これらのアイテムを処分する際は、多くの場合可燃ごみとして扱います。

だるま

だるまは願い事が叶った時に処分されることが多いですが、良好な状態であれば保管を続けても良いでしょう。

だるまは通常、1年間の利益をもたらすとされています。もし期間内に願いが叶わなかった場合でも、右目を入れた後には供養を行うべきです。

処分する際は、通常可燃ごみや粗大ごみとして処理されます。

招き猫

招き猫は装飾品としての性質が強いため、毎年返納する必要はありません。しかし、壊れたり外見が劣化した場合は、新しいものに取り替えることをお勧めします。

その素材やサイズによって、不燃ごみや粗大ごみとして処分されることが一般的です。

名前入りアイテム

結婚式の引き出物など、個人の名前が入ったアイテムは不要になった際には名前を消してから処分します。気になる場合は、塩を紙で包んでからゴミ袋に入れて処分すると良いでしょう。

お土産の置物や縁起物、どのように処分すれば良い?

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置物や縁起物を感謝の気持ちを持って適切に供養することで、次の良い縁を招くと言われています。

お寺や神社での供養方法

多くのお寺や神社では、お焚き上げ供養を行っています。供養は年に一度の定期的なものと、随時受け付けるものの二種類があります。供養に必要な費用は場所によって異なるため、訪問前に確認することが大切です。

お守りやお札は、それを受け取った神社や寺院の「古札納所」または社務所で返納します。お賽銭箱が近くにある場合は、お守りと同じ程度の額をお賽銭として入れることが一般的です。

他宗派の施設にお守りを返すことは避け、それを受け取った神社や寺院に戻すのが基本です。どこで受け取ったか不明な場合は、事前に問い合わせが推奨されます。

お守りが多数ある場合、手間がかかると感じるかもしれませんが、返納することで購入時の思い出が蘇ることもあります。返納を楽しむための計画を立てるのも良いでしょう。

どんど焼きの伝統行事

どんど焼きは、毎年1月15日の小正月に行われる伝統的な火祭りです。この行事では、お正月に飾ったしめ縄や飾り、お札、書き初めなどを大きな焚き火で燃やし、一年の安全と健康を祈願します。この火で、歳神様を天へと送り返すといわれています。

地域によっては、お守りやだるまも供養できる場所があります。参加できない人のために、事前に持ち寄るための納め所が設けられることもあります。持ち寄る際には、ビニールやプラスチックなどの不燃物を取り除いてから持参することが求められます。

地域によっては町内会や子供会が主催するどんど焼きも開催されており、これに参加することで地域の絆を深めることができます。

宅配による供養サービス

封筒や箱にお焚き上げを希望するアイテムを詰めて送ると、提携する神社でお祓いとお焚き上げを行ってもらえるサービスがあります。このサービスは、お守りや縁起物だけでなく、写真や年賀状なども対象で、全てを一つの箱にまとめて送れるので大変便利です。

郵送によるお守り返納が可能な神社・寺院

旅先で手に入れたお守りを返すのが困難な場合、郵送で返納を受け付ける神社や寺院があります。このサービスを利用する前に、対応可能かどうかの確認と手続き、料金について問い合わせが必要です。お守りの返納は年間通して可能な場所が多いので、事前に連絡してから送ることが推奨されます。

返送時の送料は自己負担となり、封筒には「お焚き上げ希望」と記入し、お焚き上げ料としてお守りの価格相当を同封します。封筒には感謝の言葉も添えると良いでしょう。現金の取り扱いには注意が必要で、現金書留や定額小為替の利用が良いです。

富士浅間神社は、だるまの供養を郵送で受け付けている例の一つです。

だるま市の魅力と活用方法

毎年正月から3月にかけて、日本全国のお寺などで大小様々なだるま市が開催されます。これらの市では、古いだるまを供養し、新しいだるまを購入することができます。この伝統行事は多くの人々に親しまれています。

干支置物の年間供養イベント

愛知県瀬戸市の中外陶園では、毎年2月11日に役目を終えた干支置物を供養するイベントが行われます。この供養は陶器製の干支に限られ、無料で行われていますが、郵送での受け付けも可能です。ただし、送料は自己負担です。

供養が必要な物とその方法

感情や負のエネルギーが宿っている可能性のあるアイテムは、神社や寺での祈祷お焚き上げが適切です。これらの供養にかかる費用は場所により異なりますが、一般的には3,000円から10,000円程度です。

特に人形の供養は、1体につき1,000円から3,000円が一般的な料金です。

「お気持ちで」という場合、これらの相場を基に考慮すると良いでしょう。

郵送で供養を依頼する際は、料金が箱ごとに設定されていることがあります。

供養を依頼する際、直接か郵送かに関わらず、神社や寺、供養業者に事前に料金や手順を確認することが重要です。

供養の重要性と正しいアプローチ

家庭で不要になった置物や縁起物は、適切な供養が推奨されています。これらは神社や寺での供養が望ましいですが、その他の方法も考えられます。いずれにしても、縁起物を粗末に扱わないことが最も重要です。

供養を行う際は、急いで処分するのではなく、感謝の気持ちを込めて丁寧に行うべきです。

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