「塗り絵って何歳から始められるの?」と気になっているパパママへ。
この記事では、「塗り絵は何歳から楽しめるのか」という疑問にしっかりお答えしながら、年齢別のおすすめ画材や知育効果、親の関わり方、そして飽きさせないコツまでまるっと解説しています。
子どもの発達段階に合ったタイミングで、塗り絵を取り入れることで、手先の器用さや集中力、表現力まで自然に育つんですよ。
「子どもに楽しく塗り絵を始めさせたい」と思っている方にとって、きっと役立つ内容になっています。
ぜひ最後まで読んで、楽しい塗り絵タイムを親子で過ごしてくださいね。
塗り絵は何歳から始めるのがいいの?目安とその理由
塗り絵は何歳から始めるのがいいのか、その目安と理由について詳しく解説します。
それでは順番に解説していきますね。
①2歳ごろから始められる理由
一般的に、塗り絵は2歳ごろから始められると言われています。
この頃になると、子どもは「手に物を握る」「動かす」という基本的な運動能力が発達してくるタイミングなんです。
たとえば、太めのクレヨンを握ってグリグリと紙に色を塗ることができるようになるのもこの時期。
まだ塗り絵らしい塗り方はできなくても、色をつける動作自体を楽しむところからスタートできるんですよ。
色彩の感覚も少しずつ育ち始めている時期なので、クレヨンでいろんな色を試して「赤!」「青!」と楽しんでいる姿はとても可愛らしいですね。
②発達段階による個人差もある
ただし、2歳=誰でも塗り絵ができる、というわけではありません。
子どもの発達スピードには大きな個人差があるので、同じ月齢でも「全然興味がない子」もいれば「ぬりぬり大好き!」って子もいます。
そのため、大事なのは「年齢」よりも「その子の発達状況」や「興味の有無」です。
「まだ早いかな?」と思っていても、クレヨンに興味を持ち始めたら試してみる価値ありです。
逆に無理に始めさせても、逆効果になってしまう場合があるので、子どもの様子をよく観察するのがポイントですよ。
③始める時に注意すべきポイント
塗り絵を始める時、いくつか気をつけておきたいポイントがあります。
まず、誤飲のリスクを避けるために「口に入れても安全なクレヨン」を選びましょう。
2歳前後の子はまだまだ何でも口に入れてしまう時期なので、そこはしっかり配慮が必要です。
また、力の加減が分からないので「太くて折れにくい」「力を入れなくても色がつく」クレヨンがおすすめ。
服や机を汚しても怒らなくてすむように、水で落ちるタイプのクレヨンを使うと親もラクになりますよ!
④塗り絵に興味を持たせるコツ
塗り絵に自然と興味を持たせたいなら、「子どもが好きなキャラクター」や「動物」など、親しみのあるモチーフを選ぶのがコツです。
たとえばアンパンマンやいないいないばあ、動物や車の絵など、子どもが「これ塗りたい!」と思うようなものにすると、自分から手を伸ばしてくれます。
また、親が一緒に塗る姿を見せて「楽しそう!」と感じてもらうのも効果的。
「ママと一緒に塗ろうか~」と声をかけて、遊び感覚でスタートするのが自然です。
いきなり線からはみ出さないように塗るなんて難しいですから、まずは色をつける楽しさを伝えていくのが大事ですね!
塗り絵が子どもにもたらす知育効果7つ
塗り絵が子どもにもたらす知育効果について、7つのポイントから解説していきます。
塗り絵には、思っている以上に多くのメリットが詰まっているんですよ〜!
①手先のトレーニングになる
塗り絵は、子どもにとって「手先の細かい動き」を練習する絶好の機会です。
特に、線の内側を塗るという行為は、意外と高度なコントロールを必要とします。
最初は線からはみ出してしまって当然ですが、それがだんだんと「枠内に塗る」ことができるようになるんですね。
この練習が自然にできることで、スプーンやお箸の操作、ハサミやボタンの扱いなど、日常生活での手先の動きが上達していきます。
遊びながら器用さが身につくのは、親としてもうれしいポイントですね!
②集中力が育つ
塗り絵は、子どもが集中して取り組める遊びのひとつです。
「この色にしようかな?」「はみ出さないようにしよう!」など、頭の中で考えることがたくさんあるんですよ。
最初は数分で飽きてしまうこともありますが、慣れてくるとどんどん時間をかけて取り組めるようになります。
この「少しずつ集中できる時間が増えていく」経験が、将来的に学習や習いごとに活かされる力になるんです。
静かに集中してる姿って、見ているとちょっと感動しちゃいますよね。
③色彩感覚が養われる
塗り絵は、色の組み合わせや色名の認識を自然に学べるチャンスです。
「葉っぱは緑?それともピンクにしちゃおうかな?」なんて考えるだけで、子どもの色彩感覚はどんどん育っていきます。
また、いろんな色を試してみる中で、「この色好き!」「これとこれを混ぜたらきれいかも!」という発見があるんですよ。
こういった体験が、感性の豊かさやセンスにもつながっていくので、本当に大事なポイントです。
色名を覚えるのもこの時期。色カードなどと組み合わせると、さらに楽しく学べますよ♪
④筆圧が安定してくる
塗り絵をしていると、自然と「力の加減」が身についてきます。
最初は「ギュー!」と強く握って色を塗る子も多いですが、だんだんと「ちょうどいい力加減」で塗れるようになってくるんですね。
この筆圧の安定は、後の「文字を書く」「絵を描く」ことにもつながってきます。
うまく筆圧をコントロールできるようになると、腕や肩に余計な負担もかからず、長時間の作業も苦じゃなくなります。
「ちょっと薄いね~」「すごく濃く塗れたね!」と声をかけてあげると、子どもも自分の塗り方に気づくようになりますよ。
⑤表現力や創造力が伸びる
塗り絵は、実はとってもクリエイティブな遊びなんです。
決まった色がない自由な塗り絵に取り組むことで、「自分なりの表現」ができるようになります。
「空をオレンジにしたら夕方みたい!」「お花を虹色にしてみたの」など、子どもならではの柔軟な発想がどんどん出てくるんですよ。
これが将来のアートセンスだけでなく、「考える力」「アイデアを形にする力」にもつながっていくんですね。
型にはめすぎず、自由な発想を受け入れることで、子どもの個性もどんどん広がっていきます!
⑥達成感を味わえる
塗り絵を最後まで塗り終えると、子どもはものすごく満足した表情を見せます。
「やりきった!」という達成感は、子どもにとってとても大きな自己肯定感の源になります。
たとえはみ出していても、途中で色が変わっていても、最後まで仕上げたという事実が大切なんですよ。
「これ、全部自分で塗ったんだよ!」って見せてくれる姿は、誇らしげでキラキラして見えます。
達成感を味わうことで「またやりたい!」というモチベーションにもつながりますね。
⑦親子のコミュニケーションになる
塗り絵は、親子で一緒に楽しめる最高の時間でもあります。
「何色にしたの?」「すごくカラフルだね!」と声をかけるだけで、子どもはうれしくてどんどん話してくれます。
日常の中で「じっくり向き合う時間」って意外と少ないものですが、塗り絵を通じて心が通う時間を作れるんです。
とくに忙しい日々の中でも、5分でも10分でも一緒に過ごすだけで、子どもにとってはすごく特別な体験になります。
親子の会話のきっかけとして、塗り絵は本当におすすめですよ~!
年齢別おすすめの塗り絵画材とその選び方
年齢別おすすめの塗り絵画材とその選び方について解説していきます。
お子さんの年齢や成長に合った画材を選ぶことで、塗り絵タイムがもっと楽しくなりますよ〜!
①2~3歳向け:太めで握りやすいクレヨン
2〜3歳の小さなお子さんには、まずは「クレヨン」がおすすめです。
この年齢はまだ手先の力が弱かったり、細かい動きが難しかったりするので、細いペンよりも「太めでしっかり握れる」タイプが使いやすいんですよ。
おすすめは「ベビー用クレヨン」とか「太軸クレヨン」と呼ばれる商品で、手のひら全体で握っても描ける設計になっているものです。
力を入れなくても色がつきやすいタイプだと、塗るだけでも楽しい気分になりますし、子どもも自信がつきます。
安全面から「口に入れても大丈夫な素材」でできているものを選ぶと、親も安心ですよね。
②4~5歳向け:細かい部分も塗れる色鉛筆
4歳〜5歳くらいになってくると、だんだん手先も器用になってきて「細かいところも塗りたい!」という気持ちが育ってきます。
そこでおすすめなのが「色鉛筆」タイプの画材。
色鉛筆なら、細かい線の中も上手に塗れるようになりますし、「力の入れ方」や「色の濃淡」も自分で調整できるようになるんですね。
ただし、芯が固すぎたり、細すぎると折れやすかったり描きづらかったりするので、子どもの手に合った太さと柔らかさの色鉛筆を選びましょう。
最初は6色〜12色くらいの少なめのセットでも十分!慣れてきたら色数を増やしていくといいですよ。
③汚れに配慮した水で落ちるタイプ
塗り絵をしていると、どうしても手や服、テーブルなどが汚れてしまうことがありますよね。
でも、そんなときに便利なのが「水で落とせるタイプの画材」です!
とくに2~3歳のうちは、塗る場所をコントロールするのがまだ難しいので、ちょっとした汚れは日常茶飯事。
そこで、水でサッと拭き取れるクレヨンや色鉛筆なら、後片づけも楽ちんでストレスが減ります。
「落としやすい=怒らなくて済む」ので、子どもにとっても安心してのびのび遊べる環境が整いますよ〜。
④安全性を重視した無害素材のもの
小さい子が使う画材で気になるのが「安全性」ですよね。
特に、2〜3歳の子はクレヨンを舐めてしまったり、落としたものを拾って口に入れてしまったりすることがよくあります。
そのため、塗り絵に使う画材は「誤飲しても大丈夫」「口に入っても害のない成分でできているか」をチェックすることが大切です。
市販されている幼児向けクレヨンや色鉛筆には、「食品原料から作られている」タイプや「天然素材ベース」のものもあります。
パッケージに「CEマーク」や「STマーク」がついているものは安全基準をクリアしている目安なので、選ぶときの参考にしてくださいね。
塗り絵を楽しませるための親の関わり方
塗り絵を楽しませるための親の関わり方についてお伝えします。
ちょっとした声かけや態度の違いで、子どものやる気や楽しさが全然変わってきますよ~!
①口を出さずに見守ることが大事
塗り絵をしていると、つい「そこは赤がいいんじゃない?」「もっと丁寧に塗ってみよう」なんて言いたくなりますよね。
でも、グッとこらえてください。大事なのは「見守ること」なんです。
塗り絵って、子どもにとっては「自分の世界を表現する時間」なので、大人が指示してしまうと自由な発想がどんどんしぼんでしまうんですよ。
たとえば「空を緑に塗った」としても、それがその子の発想だったら、それでOK!
「へぇ、緑の空も素敵だね〜」って受け止めてあげると、子どもも「見てくれてる!」と感じて嬉しくなりますよ。
②完成したら評価よりも過程を褒める
塗り絵が完成したとき、「上手だね!」って言ってあげたくなりますよね。
もちろん悪いことではないですが、実はそれよりもっと大事なのが「過程を褒めること」なんです。
たとえば、「ここ、たくさん色を使ったね」「最後まで集中してたね」といったように、努力や工夫に目を向けると、子どもは「見ててくれたんだ!」と感じて自信になります。
評価されると「上手じゃなきゃダメ?」と感じてしまう子もいるので、あくまで「やったこと」を肯定してあげるのがポイント。
完成品の結果よりも、塗ってるときの気持ちや頑張りにフォーカスすると、自然と自己肯定感が育っていきますよ!
③無理にやらせない
「知育にいいから塗り絵させたい!」という気持ちはわかります。
でも、子どもがまったく乗り気じゃないときに「やりなさい!」と無理にやらせると、逆効果になることも。
塗り絵が「楽しい遊び」ではなく「やらされる作業」になってしまうと、その後のモチベーションが一気に下がってしまいます。
やる気がないときは無理強いせず、「机の上にそっと置いておく」「親が楽しそうに塗っている姿を見せる」など、自然と興味を引き出す工夫をしてみましょう。
「やってみる?」と優しく誘うくらいがちょうどいいですよ〜。
④選択肢を与えて自由に選ばせる
塗り絵に前向きになるためには、「自分で選ぶ楽しさ」を味わわせてあげるのも効果的です。
たとえば、塗り絵のイラストを数種類用意して「どれにする?」と選ばせたり、クレヨンや色鉛筆の中から「好きな色を自分で選ぶ」時間を作ると、子どもはワクワクします。
自分で選んだものには、自然と愛着も湧いて「やってみよう!」という気持ちも育ちます。
選択肢が多すぎても迷ってしまうことがあるので、2〜3個くらいの中から選ばせるとちょうどいいです。
「今日はこれにしよっか♪」と一緒に選ぶ時間も、親子のいいコミュニケーションになりますよ〜!
塗り絵に飽きさせない工夫と継続のコツ
塗り絵に飽きさせず、楽しく継続してもらうためのコツをお伝えします。
子どもが「またやりたい!」と思えるような工夫を、さりげなく取り入れていきましょうね!
①テーマやキャラクターを変える
同じような塗り絵ばかりだと、どんなに好きでも子どもは飽きてしまいます。
そんなときは「テーマ」や「キャラクター」を変えてみるのが効果的です。
たとえば、今日は動物、次は乗り物、さらに次はお花やスイーツなど、バリエーションを持たせてあげましょう。
好きなアニメのキャラクターや、ごっこ遊びと連動できる塗り絵にするのもおすすめです。
テーマが変わるだけで、新しい刺激になるので「次はどれにしようかな?」とワクワクしてくれますよ!
②一緒に塗って楽しむ時間を作る
子どもが飽きてしまいそうなときは、「一緒にやる」というのが一番の特効薬です。
「ママも隣で塗るから一緒にやろう♪」と言えば、子どもは一気にテンションが上がります。
塗ること自体よりも、「ママと遊べる時間」が嬉しくて、自然と楽しんでくれるようになるんですよ。
しかも、親が一緒に塗っている姿を見せることで、「あ、こんな塗り方もあるんだ!」と新しい刺激にもなります。
ぜひ、5〜10分でもいいので「並んで塗る時間」を作ってあげてくださいね。
③季節イベントに合わせた塗り絵
塗り絵を「行事」や「季節のイベント」と絡めると、飽きずに続けやすくなります。
たとえば、春はお花見やいちご狩り、夏は海や花火、秋はハロウィン、冬はクリスマスなど、イベントごとの塗り絵は自然とテンションが上がるんですよ。
行事の前に「こんな塗り絵があるよ〜」と見せてあげると、期待感もアップ!
イベントの雰囲気を感じながら、家の中でもそのワクワクを共有できます。
行事の思い出と塗り絵がリンクすると、1枚の絵がより特別なものになりますよ〜。
④ご褒美や作品展示でモチベアップ
塗り絵をした後の「結果」を大事にしてあげるのも、飽きさせないポイントです。
「できたね〜!この絵、飾っておこうか♪」と壁に貼ってあげるだけで、子どもは「またやりたい!」と思ってくれるんです。
100均などにある「作品ファイル」や「コルクボード」を活用すれば、簡単にギャラリーを作ることもできます。
また、ちょっとしたご褒美スタンプや「今日のぬりえ王!」みたいな遊び感覚の称号を与えるのもおすすめです。
楽しさと達成感をダブルで味わえると、継続しやすくなりますよ〜!
まとめ|塗り絵 何歳から始めるのがいいか
塗り絵は何歳から始めるのがいい? |
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①2歳ごろから始められる理由 |
②発達段階による個人差もある |
③始める時に注意すべきポイント |
④塗り絵に興味を持たせるコツ |
塗り絵は、一般的に2歳ごろから始めることができる知育あそびです。
ですが、一律に「この年齢から」と決めつけるよりも、子ども一人ひとりの成長や興味の度合いをしっかり見てあげることが大切です。
握る力がついてきた、色に興味を持ちはじめた、そんな小さなサインが「塗り絵スタート」のタイミングですよ。
また、親が無理にさせるのではなく、あくまでも「楽しむこと」を一番に考える姿勢が、子どもの創造力や感性を伸ばしていくカギになります。
今回紹介したポイントを押さえながら、ぜひ親子で楽しい塗り絵時間を過ごしてくださいね。