トイレが汚れているのに気付くことはよくあります。一人暮らしを始めると、自分でトイレを掃除しなければなりませんが、ついつい後回しにしてしまうことがありますよね。
そこで、一人暮らしの場合のトイレ掃除の適切な頻度やポイント、手順、効率的な方法についてご紹介します。
【一人暮らしの場合のトイレ掃除の頻度】
適切な頻度はこちらです。
一人暮らしの場合、トイレの掃除は週に1回が一般的です。1ヶ月に合計4回ですね。
私自身、週に1回のペースで掃除していますし、多くの人も同様に週に1回の頻度で行っているようです。
周囲の友人や知人にも聞いてみたところ、「週1回」と答える人がほとんどでした。ですので、掃除の頻度に迷っている方は、まずは週1回を試してみることをお勧めします。
【生活スタイルによる掃除の頻度の違い】
「週1回」が最も一般的な頻度ですが、実際には人によって異なりますよね。
毎日行う人もいますし、月に1回や2~3ヶ月に1回、気が付いたら不定期に行う人もいます。個々の生活スタイルに合わせてペースを調整しています。
私のように平日は外出しており、トイレを使用するのは朝と夜だけの場合、週に1回の掃除でも問題ありません(私自身の経験から言えます)。
ただし、自営業者やリモートワークが多い人、休職中や無職の人はほぼ常に在宅しているため、週1回の掃除では不十分かもしれません。
また、家に頻繁に来客がある人や急な来客が多い人も、週1回の掃除ではトイレの清潔さが保てないかもしれません。
つまり、在宅時間や来客の頻度に応じて、掃除の頻度を調整することが重要です。
【トイレ掃除を頻繁に行う理由】
私の知人には、掃除をサボる人がいます。
その人は半年以上もトイレを掃除していなかったそうで、彼の家のトイレを使ったときは非常に汚かったです。
臭いがきつく、便器の中には黒ずみや尿石がこびりついていました。
ただ不潔なだけでなく、トイレを頻繁に掃除することには3つの理由があります。
それぞれについて詳しく説明します。
あるデータによれば、確かな事実が明らかになっています。
私はトイレが近い方なので、他人の家に招かれるときは必ずトイレを借ります。
その際、トイレの清潔さや使われている香り、便座カバーやマットのセンスなどを無意識にチェックしています。
これにより、その人の几帳面さや清潔感がすぐにわかります。
思いがけないところで他人からの評価を下げないように、トイレをいつもピカピカに保つことが大切です。
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トイレ掃除の要点
実際にトイレを掃除する際の重要なポイントを紹介します。
必ず確認すべき6つの箇所
トイレを掃除する際に重要なのは次の6つの箇所です。
便器は中だけではなく、外側も忘れずに掃除しましょう。特にトイレの壁は、男性の尿が飛び散りやすいので、こちらも見逃さないようにしましょう。
忘れがちな6つの箇所
頻繁に忘れがちな箇所もありますので、以下に挙げてみます。
ウォシュレットの操作パネル
トイレットペーパーのホルダー
タオルホルダー(タオル掛け)
換気扇
トイレのドア(内側)
これらは毎回の掃除ではなく、月に1回くらいの頻度で行うと良いでしょう。また、使ったタオルは定期的に取り替えるようにしましょう。
トイレ掃除に必要な道具
トイレを掃除するのに必要な道具は以下の通りです。これらはドラッグストアやホームセンターで手に入ります。
トイレ用洗剤(例: トイレマジックリンなど)
トイレ用ブラシ
特に、トイレ用掃除シートは便器や便座、タンク、床や壁などを簡単に拭き取ることができる便利なアイテムです。
一人暮らしのトイレ掃除の手順
準備が整ったら、トイレ掃除を始めましょう。手順は以下の通りです。
- 便器の中にトイレ用洗剤を噴射し、トイレブラシで磨く。
- トイレ用掃除シートでタンクを拭く。
- トイレ用掃除シートで便座の蓋や便座の表裏を拭く。
- トイレ用掃除シートで便器の外側を拭く。
- トイレ用掃除シートで壁と床のホコリと汚れを拭き取る(ホコリが多い場合は掃除機で吸う)。
- 使ったトイレ用掃除シートを便器に捨てて水を流す。
この手順に従うことで、トイレ用掃除シートを便器に捨てる際に便器内を清潔に保つことができます。掃除の際には、便器のフチの裏も忘れずに掃除しましょう。
掃除のついでに、便座カバーやトイレマットも洗濯しましょう。
トイレ掃除にかかる時間は約10分程度ですが、週に1回の掃除で済むので時間の負担はそこまで大きくありません。トイレを掃除するベストなタイミングは休日の午前中です。この時間に掃除を行うことで、怠けることなくきちんと掃除をすることができます。
ただし、友人の中には平日の朝や夜に掃除する人もいます。また、トイレと風呂が一体となっている場合は、入浴と同時にトイレの掃除を行う人もいますが、これは衛生面で好ましくないと考えられます。
トイレを清潔に保つための7つのヒント
トイレの掃除は案外簡単ですが、もっと効率的にできる方法があります。
それが以下の7つの方法です。
使ったら便器をすぐ拭く
便がついたらすぐブラシでこする
トイレマットを敷く
ブルーレットおくだけを使う
トイレスタンプを使う
便座カバーをやめる
一人暮らしの場合、他の人のトイレ使用習慣に左右されることはありません。自分だけでコントロールできるので、ぜひ試してみてください。
(1)座って排尿する(男性の場合)
立ったままでの排尿は禁止です。トイレの悪臭の主な原因は、小便の飛び散りですよね?
男性が立って排尿すると、便器の周りに最大で約7500滴もの小便が飛び散るそうです……。この小便の飛び散りが床や壁に残り、アンモニア臭が鼻を刺激する原因になります。
そのため、男性が床や壁を丁寧に拭くのが面倒だと感じるなら、自宅では座って排尿することをおすすめします。とはいえ、私はそれに抵抗があり、未だに立って排尿していますが。
(2)使用後に便器を拭く
実は座って排尿しても、便器の裏に尿が飛ぶことがあります。ですから、これは男性だけでなく女性も同じです。
この尿の飛び散りが時間とともに黄ばみに変わり、ニオイの原因になります。また、立って排尿しても便器のフチに一滴や二滴の尿が垂れます。
これを後で残さないために、排尿後は便器の裏とフチをトイレットペーパーで拭くようにしましょう。私はこれを欠かさず実践しているので、便器の黄ばみをかなり抑えることができます。
(3)便が付いたらすぐにブラシでこする
便器の汚れは、単純に大便が流れずに残ることが原因です。私はやや軟便気味で、水を流した後でも便器の水が溜まる部分に便がこびりついて残ります。
これが汚れの原因ですので、その場でトイレブラシを持ち出してゴシゴシとこすって取り除くようにしています。また、便器に付かないようにするために、排便前に便器の水が溜まる部分をトイレットペーパーで覆うようにしています。
これで便器に便が付くのを防げます(完全にではありませんが)。
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(4)トイレマットを敷く
立ったままで排尿する男性の場合、便器の前の床にいくらかの小便が垂れます。同じ部分に小便が垂れることが続くと、床が変色する恐れがあるため、そこにトイレマットを敷くことをおすすめします。
トイレマットがあれば、小便が垂れても床を守ることができますし、床全体の汚れを防ぐので必須アイテムです。
余談ですが、お店や駅のトイレなどに「一歩前に進んでください」と書かれているのは、この小便が垂れるのを防ぐためです。
(5)ブルーレットを使う
かつて、ご自宅でお使いになったことはありますか?
トイレのレバーをひねると、ジャーっと青い水が流れる「ブルーレット」。
これを設置しておくと、水を流す際に内部の薬剤が流れ出し、水のふちの黒ずみを抑制する効果があります(最近は水の色は以前と違って青くない)。
また、便の付着も防ぎます。
完全に抑制されるわけではありませんが、トイレ掃除の手間を少しでも減らせると思えば、置いておいて損はありません(商品自体は安価ですし)。
(6)トイレスタンプを利用する
「ブルーレット」と同じように設置しておくだけで、汚れの付着を防ぐ商品があります。
それがジョンソンの「トイレスタンプ」。
最近はテレビCMでもよく見かけますので、私もずっと気になっていました。
この商品は便器内にジェル(薬剤)を貼り付けておくと、水を流すたびに少しずつ流れ出し、洗浄や防汚効果が発揮される仕組みです。
これもズボラな私にとっては理想的な商品ですね。
(7)便座カバーをやめる
暖房便座がないトイレでは、便座カバーを使っているかもしれません。
しかし、便座カバーって汚れやすくて、洗うのも手間ですよね?
便座を汚れから守ってくれますが、洗濯のたびに付け外しするのは面倒であり、また、長く使い続けると雑菌の温床になってしまいます。
でも、便座カバーを使いたいという方は、貼るタイプの便座シートを試してみてください。
これの方が手間が減りますし、使い捨てタイプもありますよ。
トイレ掃除が面倒な一人暮らしの方は、専門業者に頼むことも検討してみてください。
忙しくてトイレ掃除ができない方は、後で大変なことになりますよ。
汚れたトイレを他人に見せるのに抵抗がなければ、ぜひ専門業者や家事代行サービスに依頼してみてください。
大物の芸能人も実践しているかもしれません。トイレ掃除で運気がアップする噂もあります。
一人暮らしでは誰も注意してくれないので、ついついトイレ掃除をサボりがちになります。
しかし、汚れがこびりついて不潔になるだけでなく、トイレ掃除は風水的に運気がアップするという話もあります。
一流企業の創業者たちはその説を信じている人が多く、偉くなった後もトイレ掃除を続けている人がいます。
たとえば、松下電器(現在のパナソニック)の創業者や、ダスキン、イエローハットの創業者など。
有名な大物芸能人も同様に、自宅以外のトイレでも掃除をしているという話があります。
この努力の結果でしょうか、お笑い以外の分野でも大成功を収めています。
今日からトイレ掃除の頻度を「毎日」にするのはいかがでしょうか?
まとめ
トイレの掃除は、多くの人が好きではありません。私もできれば避けたいと思います。
しかし、一般的には「週に一度」の頻度で行うのが一般的です。
これにより、常に清潔な状態を保つことができ、一度の掃除時間も短縮できます。
また、一人暮らしのアパートでは、引っ越し時にトイレが汚れていると元の状態に戻すのが大変です。
最悪の場合、業者に頼むか、原状復帰の費用がかかることもあります。
私は毎回、トイレで小便をするたびに便器への尿はねを拭き取り、大便をした後は便器をトイレブラシでこすります。
このような日常的な小さな掃除を行っておくと、週に一度の掃除も10分以内で済ませることができます。